川越市並木で、経年劣化により水漏れが発生していたトイレタンクの内部部品交換工事を行いました。
既存のTOTO製トイレタンクをそのまま使用し、給水を調整するボールタップと、タンク内の排水口を開閉するゴムフロートを新しい部品へ交換しています。
■施工概要
施工地域:埼玉県川越市並木
工事内容:トイレタンク内部部品交換工事
症状:経年劣化による水漏れ
既存メーカー:TOTO
既存品番:不明
新設部品メーカー:カクダイ
交換部品:マルチボールタップ、ロータンクゴムフロート
新設品番:662-312、4643
施工範囲:トイレタンク内部の給水・排水部品
■ご相談いただいた内容
トイレタンクの経年劣化により水漏れが発生したため、修理のご依頼をいただきました。
トイレタンクの内部には、水位に合わせて給水を始めたり止めたりするボールタップと、便器へ流す水をせき止めるゴムフロートが取り付けられています。
どちらもトイレを使用するたびに動作する部品のため、長年使用していると摩耗や硬化が進み、給水が正常に止まらない、便器側へ水が流れ続けるといった不具合につながることがあります。
今回はタンク本体や便器を交換せず、劣化していた内部部品を交換する方法で対応しました。
■施工前のトイレタンクを確認
既設設備は、TOTO製のロータンクと東芝製の温水洗浄便座が組み合わされたトイレです。
タンクのふたを取り外して内部を確認すると、浮き球式のボールタップとゴムフロートが取り付けられていました。
タンク内部には長年使用されてきた跡が見られ、給水側と排水側の部品にも経年劣化が確認できる状態でした。
タンク本体に大きな破損がないことや、交換部品を取り付けられる構造であることを確認し、内部部品交換で修理を進めます。
■今回の施工について
既存のボールタップを取り外し
はじめにトイレへの給水を止め、タンク内の水を抜いてから既存部品を取り外します。
ボールタップは、タンク外側の給水管と接続されているため、タンク内外の固定部分を確認しながら撤去しました。
長年動かされていない接続部分は固くなっていることがあります。無理に工具をかけると、給水管やタンクの陶器部分へ負担がかかるため、周囲の状態を確認しながら慎重に作業を進めています。
既存のゴムフロートを取り外し
続いて、タンク底部の排水口を塞いでいる既存のゴムフロートを取り外しました。
ゴムフロートは洗浄レバーと鎖でつながっており、レバー操作によって持ち上がることで、タンク内の水を便器へ流す部品です。
ゴムが硬化したり変形したりすると、排水口へ密着しにくくなり、タンク内の水が少しずつ便器側へ流れる原因になることがあります。
既存部品を撤去した後は、排水口まわりやオーバーフロー管、洗浄レバーの状態も確認しました。
カクダイ 662-312と4643を取り付け
新しいボールタップには、カクダイのマルチボールタップ「662-312」を使用しました。
タンクの取付穴へ本体を通し、給水管と手洗い管側のホースを接続します。ほかの内部部品やタンクの壁面へ干渉しないよう、取付位置を調整して固定しました。
排水側には、カクダイのロータンクゴムフロート「4643」を取り付けています。
ゴムフロートを排水口へ正しく納め、洗浄レバーとの鎖の長さを調整しました。鎖が張りすぎているとフロートが閉じきらず、反対に緩すぎるとレバーを操作しても十分に持ち上がらないことがあります。
レバー操作に合わせてスムーズに開閉し、使用後に排水口へしっかり戻る位置へ調整しました。
■作業時のポイント
今回は、給水を制御するボールタップと、排水口を塞ぐゴムフロートの両方を交換しています。
どちらか一方だけを新しくしても、もう一方の劣化が進んでいれば、水が止まらない症状や便器内への漏水が残る可能性があります。
部品交換では、取り付けること自体よりも、水位の設定やゴムフロートの納まり、鎖の長さを正しく調整することが重要です。
特に古いトイレタンクでは、既存の陶器や洗浄レバー、オーバーフロー管を傷めずに部品を撤去し、新しい部品を限られた内部スペースへ納めなければなりません。
見た目は小さな修理ですが、給水と排水の両方が正常に動く位置を探りながら調整するため、最後まで気を抜けない作業です。
■作業完了
新しいボールタップとゴムフロートを取り付けた後、トイレへの給水を再開しました。
タンク内へ正常に給水されること、設定した水位で給水が止まること、手洗い管へ適切に水が流れることを確認しています。
洗浄レバーを操作し、ゴムフロートが正常に持ち上がること、洗浄後に排水口へ戻って水を止めることも確認しました。
あわせて、給水管との接続部分やタンク外側から水漏れがないこと、給水完了後に便器側へ水が流れ続けていないことを確認して作業完了です。
今回はトイレ本体を一式交換せず、劣化していたタンク内部部品のみを交換することで対応しました。
トイレを使用していないときにも水の音がする、便器内へ水が流れ続けている、タンクへの給水がなかなか止まらないといった症状がある場合は、ボールタップやゴムフロートが劣化している可能性があります。
水漏れによって水道使用量が増えることもあるため、症状に気付いたときは早めの点検がおすすめです。
■トイレタンク内部品交換に関するよくあるご質問
Q. ボールタップとゴムフロートは、同時に交換したほうがよいですか?
A. 必ず同時交換が必要とは限りません。ただし、同じ期間使用されている部品は劣化の進み方も近いことがあります。給水側と排水側の両方に劣化が見られる場合は、まとめて交換することで、別の部品が原因となる再度の不具合を防ぎやすくなります。
Q. 古いTOTO製トイレでも、タンク内部品だけ交換できますか?
A. タンク本体やオーバーフロー管などに大きな破損がなく、適合する補修部品があれば、内部部品だけで修理できる場合があります。既存品番が分からない場合は、タンクの構造や取付寸法、給水方法などを確認して部品を選定します。
Q. トイレタンクの内部が茶色く変色していても使用できますか?
A. タンク内部の変色だけで、すぐに本体交換が必要になるとは限りません。ただし、陶器のひび割れや内部部品の腐食、オーバーフロー管の破損などがある場合は、部品交換だけで対応できないことがあります。変色だけで判断せず、内部全体の状態を確認します。
■関連する施工事例
トイレタンクの水漏れや、ボールタップ・ゴムフロートなどの内部部品交換をご検討中の方は、以下の施工事例も参考にしてください。
- 川口市川口|トイレで水が流れ続ける症状をボールタップ交換で修理
- さいたま市見沼区|トイレタンク内で水が止まらない症状をカクダイ662-312で修理
- さいたま市南区|トイレ便座・タンク内部品交換工事(水漏れ・TOTO)
■この記事の施工・監修について
この記事は、株式会社R&A あい水道サービスが実際に行ったトイレタンク内部部品交換工事をもとに、施工前のタンク内部、既存ボールタップとゴムフロートの状態、新しい部品の設置状態、施工後の給水・止水・洗浄動作と水漏れがないことを確認して記事化しています。
株式会社R&A あい水道サービスは水道局指定工事店として、宅内・敷地内のトイレ修理やタンク内部品交換、水まわり設備工事に対応しています。
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